培養器に取り付けたまま口臭滅菌作業

ヴァイサラ(東京都新宿区、ヤン・グロンブラッド社長、03・3266・9611)は17日、研究施設向けインキュベーター(培養器)用二酸化炭素(CO2)検出器「GMP231 CO2プローブ」のOEM(相手先ブランド)供給を始めたと発表した。180度Cまでの耐熱性があり培養器に取り付けたまま口臭滅菌作業できる。価格は12万5000円(消費税抜き)から。培養器メーカーに提案する。 培養器は新しい細胞サンプルを入れる前に滅菌する必要がある。通常は培養器から検出器を取り外して滅菌しているが、GMP231は培養器と同時に滅菌ができるため「滅菌作業時間を最短2分の1に削減できる」(ヴァイサラ)。検出器自体を滅菌し、交差汚染リスクを低減。CO2濃度測定範囲は5―20%。培養する細胞の性質に応じてCO2を管理できる。 エー・アンド・デイは17日、熱中症にかかる危険性を知らせる環境温湿度計「AD―5686=写真」を発売したと発表した。暑さ指数(WGBT)を基に熱中症への危険性を4段階で表示し、任意に設定した数値を超えるとブザーとランプで警告する。労働現場や介護施設、運動場などでの利用を見込む。価格は消費税抜きで8000円。初年度1万台の販売を目指す。 暑さ指数を熱中症指数と表示し、数値のほか注意・警戒・厳重警戒・危険の4段階で危険性を知らせる。空気の乾燥具合も表示できるため、冬にはインフルエンザ対策にも活用できる。インフルエンザ対策は絶対湿度を乾燥指数と表示し、警戒・注意・ほぼ安全の3段階で知らせる。【岐阜】ナガセインテグレックス(岐阜関市、長瀬幸泰社長、0575・46・2323)は、同社の特徴である特注に近い多彩な仕様を残しながら、従来に比べ納期が半分で、拡張性が高く、価格も抑えた新タイプの超精密平面研削盤を10月をめどに発売する。7月に本社で開く内覧会で試作機を披露し、ユーザーの声を参考に詳細を詰める。得意とする超精密加工分野に加え、新タイプ投入で顧客対象を広げる戦略だ。 ベッドなどの基本部分は共通化する。テーブルサイズを200ミリ×150ミリメートルで統一。複数台を並べて連続自動加工ラインが構成できるよう、側部には突起部がなく、間口も最小限に抑えたデザインとする。 ヘッド部は砥石(といし)の直径別に400ミリメートル、200ミリメートル、80ミリメートルの3種を用意。テーブル案内面や駆動部は用途に合わせ各種方式を選択可能にする。 同研削盤は、10月に第1弾を投入し、月販10台を目指す主力機種の一つに育てる。15年以降にも、同様のコンセプトの別シリーズを投入する計画。超高精度と生産効率の両立を提案し、新たなユーザー層を開拓する。 【ブローチ研削工業所・大石真弥さん】 放電加工や研磨などを手がけるブローチ研削工業所(浜松市東区、小粥勝好社長、053・462・6767)の大石真弥さん(60)は、入社以来34年間、ワイヤ放電加工一筋のベテランだ。国内でも珍しい高さ60センチメートル対応の大型タイプなど、ワイヤ放電加工機を数多く持つ同社で技能者の第一人者。車部品用金型、航空宇宙関係部品など難加工材の高精度加工では取引先から指名が入るほど。「プレッシャーはあるが認めてもらえてうれしい」と笑顔をみせる。 ワイヤ放電加工は金属製の細いワイヤに電気を通して放電し金属製ワークを溶かして加工する。精度は誤差5マイクロメートル未満。多軸の切削加工機よりも精度が出やすい代わりに自由度が低く、効率良く加工するには形状に合わせてワークを固定する『セット』の工夫が重要。大石さんは「難しい形状のワークをうまく固定する方法を考えるのが楽しい」と目を輝かせる。 中部工業大学(現中部大学)を卒業後、静岡県内の車用プレス部品メーカーを経て入社。当時、ワイヤ放電加工機は国内で普及し始めたばかりだったが「初めて工場を見た時に新しい装置がズラリと並んでいてこれだと思った」。以来、ワイヤ放電のとりこになった。 当時は加工する材料や大きさ、形状に応じた加工方法や条件などが十分に確立されておらず、温度を一定に保つ恒温室もなかった。「試し加工をしたり、加工条件を調節したりと毎日、試行錯誤の連続だった」と振り返る。しかし、そうした経験で機械の構造や特性を学び、効率の良い正確な加工の段取りやセット法を身につけた。 5月に定年退職を迎えたが、すぐ再雇用され、今後は技術顧問的な立場で後進の育成や難加工材の加工法確立に手を貸す考え。「丁寧に扱えば機械は応えてくれる」と語る大石さんの作業場には、自作の治具や工具が所狭しと並んでいる。(浜松・松本直樹) (水曜日に掲載) 自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)マルキオンネ最高経営責任者(CEO)はブラジルや欧州の市場が困難な状況にあるが、同社は2014年の目標を達成するとの見通しを示した。同CEOは当地で開催されたイベントで記者団に対し、「グループレベルでは達成できるだろう。問題はない」と自信をみせた。ブラジル市場に関しては「フィアットは浮き沈みしながらもマーケットシェアを維持するだろう。(10月の)大統領選挙までは難しい年になるとみている」と述べるとともに、「ワールドカップは人々の気を紛らすが選挙は現実的問題だ」と指摘。欧州の自動車市場については「(2013年と)同程度だろう。健全な成長ではない」と述べた。投資を拡大している欧州事業で損失を減らせるかどうかについては大衆車部門はコストを切り詰めているおり、高級車ブランド「マセラティ」の業績にかかっていると語った。

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